平成28年度特別職報酬等審議会
特別区人事委員会が給料表に関する勧告を行ったことに伴い、平成28年11月8日、区長は、区議会議員の議員報酬の額と区長、副区長及び教育長の給料の額(以下「特別職の報酬等の額」)について、特別職報酬等審議会に意見を求めました。
審議の結果、平成28年11月24日、審議会から、特別職の報酬等の額については、「現在の額を基準として0.15%に相当する額を引き上げることが妥当である」との答申を受けました。
平成28年度特別職報酬等審議会答申(写) (PDFファイル; 168KB)
答申の要旨
1 基本的な考え方
特別職の報酬等の額については、以下の点を考慮し、総合的に判断する。
- 10月の月例経済報告(内閣府)によると、「景気は、このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている。」
- 文京区は、着実な財政運営を行っており、特別区税収入も堅調に推移しているとともに、経常収支比率も6年ぶりに適正水準(70%から80%の範囲内)となった。
- 特別区人事委員会により、一般職の月例給を0.15%引き上げ、また、勤勉手当については、0.1 月引き上げる勧告が出ている。
- 文京区の特別職の報酬等の額は、多くの職において、23 区中、下位に位置している。
2 審議会における議論
- 区政を取り巻く社会経済情勢を踏まえる必要がある。
- 区内人口の増加に伴い、特別区税収入等が増加で推移している。
- その上で、特別区人事委員会が、公民較差を解消するため、一般職の給与に対して、昨年の0.35%に引き続き、今年も0.15%引き上げる勧告を行ったことについて、十分考慮する必要がある。
- 上記の他に、一度上げた報酬を引き下げることは困難であり、また、生産年齢人口は減少局面にあることから、将来世代に負担をかけることには賛同しかねる、などの意見があった。
3 審議結果
特別職の報酬等の額については、現在の額を基準として0.15%に相当する額を引き上げることが妥当である。
4 審議会委員(敬称略)
【会長】金子 收 【会長職務代理者】金輪 精梧
【委員】雨宮 由卓、岡田 伴子、玉澤 靖孝、利根川 竜一、二瓶 紀子、松田 清子、宮﨑 淳、吉川 豊
答申を受けての改正内容
区長、副区長及び教育委員会教育長の給料
改正前 | 改正後 | 差額 | |
---|---|---|---|
区長 |
1,252,400 |
1,254,300 |
1,900 |
副区長 |
1,013,500 |
1,015,000 |
1,500 |
教育長 |
926,200 |
927,600 |
1,400 |
区議会議員の議員報酬
改正前 | 改正後 | 差額 | |
---|---|---|---|
議長 |
920,200 |
921,600 |
1,400 |
副議長 |
788,800 |
790,000 |
1,200 |
委員長 | 647,300 | 648,300 |
1,000 |
副委員長 | 620,200 | 621,100 | 900 |
議員 | 598,100 | 599,000 | 900 |
平成28年度第1回文京区特別職報酬等審議会
平成28年度第1回文京区特別職報酬等審議会を、以下のとおり開催しました。
日時
平成28年11月8日(火曜日)午後6時から
場所
シビックセンター16階庁議室
資料
資料第1号文京区特別職報酬等審議会の運営について(PDFファイル; 99KB)
資料第3号職員の給与に関する報告及び勧告の概要(PDFファイル; 226KB)
資料第4号文京区特別職報酬等月額(増減率)の推移(PDFファイル; 364KB)
資料第5号 23区職別年収比較表(PDFファイル; 100KB)
【参考資料】
文京区教育委員会委員長の給与及び勤務に関する条例(PDFファイル; 105KB)
文京区議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例(PDFファイル; 153KB)
特別職の報酬等の改定について(試算)(PDFファイル; 69KB)
会議録
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