神明都電車庫跡公園
概要
本駒込四丁目の勤労福祉会館と都営住宅の並びにある都電が置いてある公園です。公園の名前からもわかるとおり、以前は都電の神明町の車庫跡でした。そのため児童の教育の場として、この公園内に都電を置くこととなりました。
また、この公園にはインクルーシブ遊具やじゃぶじゃぶ池もあり、区内でも特色のある公園となっています。
利用メモ
都電
公園には、都電6000形一両と、貨物車の乙1形の乙2号一両が保存されています。この6000形は290両が製造され、台数としては一番多い車両でした。このうち公園にある電車は6063号になります。
展示スペース並びに都電開放について
展示スペースには門扉があり、9時から17時まで開放しています。
都電(6000形のみ) については、月2回車内開放を実施しております。
ご不便をおかけしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
開放日につきましては、令和5年4月から以下の日程を予定しております。
(1)毎月第2水曜日 9時から17時まで
(2)毎月第4日曜日 9時から17時まで
また、都電は大変貴重なものとなります。利用マナーを守り、大切にご利用いただきますようお願いいたします。
都電6000形
昭和22年から28年まで製造された車両で、公園内にあるのは63番目で、昭和24年3月に造られ青山車庫に配属されたのを皮切りに、大久保車庫、南千住車庫を経て、昭和42年9月に神明町車庫に配属されました。それから3年余り、昭和45年12月に荒川車庫へ転属になるまで活躍し、昭和53年4月に廃車になりました。
購入 |
昭和54年2月9日 |
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価格 | 360,000円 |
種類 | 半鋼製電動ボギー客車 |
自重 | 15t |
定員 | 96人 |
設計認可 | 昭和24年12月17日 |
寸法 | 12,300×2,210×3,700mm |
車軸 | ジャーナル96×178mm |
ボイルフット138×114mm | |
電動機 | 直流直巻2個 |
出力 | 38Kw |
電圧 | 600V |
歯車比 | 57:16 |
台車 | 低床釣掛式2軸ボギー |
牽引力 | 940Kg |
速度 | 28.6Km/h |

乙2号
昭和16年に造られ、荒川車庫で資材運搬などで使われ、昭和46年3月に廃車になりました。都電の41系統のうち、神明町車庫の管轄は江戸川橋から須田町(昭和46年3月廃止)までと神明町車庫前から銀座7丁目まででした。
購入 | 昭和47年11月6日 |
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価格 | 206,500円 |
種類 | 電動無蓋四輪貨車 |
荷重 | 5t |
積載容量 | 15立方メートル |
設計認可 | 昭和16年11月13日 |
寸法 | 7,650×1,980×3,453mm |
車軸 | ジャーナル82×185mm |
ボイルフット110×130mm | |
電動機 | GE54A |
出力 | 18.7Kw |
電圧 | 600V |
歯車比 | 67:14 |
台車 | 低床釣掛式2軸ボギー |
牽引力 | 585Kg |
速度 | 25.1Km/h |
インクルーシブ遊具
「インクルーシブ」とは、「包括性。すべてを含む。」といった意味があり、インクルーシブ遊具は障害の有無や国籍などに関わらず、あらゆる方々が遊べる遊具となっています。
神明都電車庫跡公園にはブランコと砂場にインクルーシブ遊具を導入しており、令和5年2月現在では区内初の遊具となっています。
じゃぶじゃぶ池
神明都電車庫跡公園のじゃぶじゃぶ池にはインクルーシブ遊具として「水のテーブル」を設置しています。
毎年6月上旬からから8月下旬頃まで、無料にて子どもの水遊びに開放します。
詳細な日程は、毎年5月下旬頃お知らせします。
※毎週木曜日は清掃のため、休止します。
また、大雨等により、施設が使用できなくなり、予告なく休止することがあります。
アクセス
所在地:文京区本駒込4-35
JR山手線、地下鉄南北線「駒込」駅徒歩15分
〒112-8555 東京都文京区春日1丁目16番21号
文京シビックセンター19階北側
みどり公園課
電話番号:03-5803-1252
FAX:03-5803-1361